ドロルツ弦楽四重奏団によるモーツァルト「不協和音」&ハイドン「皇帝」
ドロルツ弦楽四重奏団のレコードは過去にも何度か紹介しているがこの1970年リリースの米セラフィム盤のモーツァルト「不協和音」とハイドン「皇帝」も忘れ得ぬ1枚である。 ジャケット解説によればこの四重奏団は1952年、当時のベルリン・フィル第一ヴァイオリン奏者エドゥアルド・ドロルツ(Eduard Drolč)により結成された。 このレコード録音も第二ヴァイオリン-ハインツ・ベットガー(Heinz Böttger)をはじめヴィオラ-ジークベルト・ユーベルシェール (Siegbert Ueberschaer)、チェロ-ハインリヒ・マヨウスキ(Heinrich Majowski)とカラヤン時代のベルリン・フィルのメンバーである。 彼らは1957年楽団初来日公演からカラヤンと共に同行している。 尚 LPには録音年代の記載はないがおそらく1960年前後かと思われる (写真1 LPジャケット、米SERAPHIM S-60137/写真2 LPレーベル面)。