ノルウェー、伝説の名匠「オッド・グリュンナー・ヘッゲ」のLPから

今回はノルウェーの伝説の名匠オッド・グリュンナー・ヘッゲ(Odd Grüner – Hegge/1899~1973)が指揮するLPから1枚紹介したい。 彼はノルウェーを代表するオーケストラ「オスロ・フィルハ―モニー管弦楽団」の音楽監督・首席指揮者を1931年から1945年にかけて務めその後1961年から1970年までノルウェー国立歌劇場の総監督として活躍した人である。 レコード録音はRCAに遺している。 写真の1枚は先日「漫遊記595」でモントゥーの「田園」でも取り上げたRCAビクターの廉価盤シリーズ、ビクトローラ(Victrola)レーベルから1964年にリリースされた国内盤である。 収録作品はヘッゲが得意とするお国ものグリーグ「ピアノ協奏曲」と「ペール・ギュント」の音楽で協奏曲のソリストはノルウェーの天才的ピアニストと云われたキエル・ベッケルント(Kjell Baekkelund/1930~2004)が素晴らしい演奏を聴かせている。 レコードには録音年月日の記載がないが1960年前後のステレオ初期録音と推定されるが録音も非常に素晴らしい (写真1  LPジャケット/国内盤RCA Victrola-SUP 2024 /写真2  LPレーベル面)。

写真1    キエル・ベッケルント(ピアノ)オッド・グリュンナー・ヘッゲ指揮オスロ・フィル「グリーグ ピアノ協奏曲・ペール・ギュント」LPジャケット(国内盤RCA Victrola-SUP 2024)

写真2    LPレーベル面