ノルウェーの世界的名ソプラノ「キルステン・フラグスタート」
今日はまた久しぶりにノルウェーの20世紀の世界的ソプラノ歌手キルステン・フラグスタート(Kirsten Flagstad/1895~1962)が歌うレコードに針をおろした。 LP第二面のワーグナー楽劇「神々の黄昏」大詰め「ブリュンヒルデの自己犠牲」である。 ヴィルヘルム・フルトヴェングラーが指揮するフィルハーモニア管弦楽団による1948年の録音である。 オリジナルはSP音源からLP化されたものだがこの仏EMI-Références盤の音質は素晴らしい (写真1 LPジャケット、仏EMI 2C 051-03855/写真2 LPレーベル面)。 当時、世界のワーグナー歌い最高のソプラノと呼ばれた彼女の真骨頂が発揮された録音の一つであろう。 また彼女はショルティ&ウィーン・フィルによる英デッカ録音では1958年録音楽劇「ラインの黄金」の「フリッカ」を歌っている。 さらに近年ではノルウェーの航空機「ノルウェー・エアー・シャトル(Norwegian Air Shuttle)」の「ボーイング737」の尾翼に彼女の肖像写真も描かれている (写真3 Norwegian Air Shuttle-B 737尾翼に描かれたフラグスタートの肖像写真、インターネット画像から)。
尚、このLP第一面にはSP音源でフルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルによる「神々の黄昏」から1949録音「ジークフリートのラインの旅」、1952年録音「ジークフリート葬送行進曲」が収録されている。