ハイティンクの画期的なブルックナー「交響曲第2番」、1969
今回紹介するベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団によるブルックナー「交響曲第2番ハ短調」は先日「漫遊記1006」で取り上げた「第3番」(1963年録音)と並び画期的な録音だった。 この「第2番」の国内盤リリース当時1970年の日本ではまだまだブルックナー初期交響曲のレコードが少なかったためか地味な存在だった。 LPジャケットには筆者も会場に足を運んだ懐かしい1968年9月のコンセルトヘボウ管弦楽団来日公演写真(東京文化会館)が使われている (写真1 LPジャケット、日本PHILIPS-SFX 7793/写真2 LPレーベル面)。 ちなみに「第2番」の日本初演はペーター・シュヴァルツ指揮、札幌交響楽団によって1974年に行われている。 現在は「第2番」の録音も相当な数に上り名盤が多数紹介されているがハイティンク盤は最初に求めた1枚で愛着を感じている。