ハンス=ユルゲン・ワルターによるビゼー「アルルの女」&「カルメン」組曲

ハンス=ユルゲン・ワルター(Hans-Jürgen Walther/1919~2011、写真1)は筆者が学生時代からレコードで親しんだ指揮者である。 ドイツ北部のメクレンブルク(Mecklenburg)出身、ハンブルクを中心に活躍しクラシック音楽のほかポップスも振るなど二刀流指揮者だった。 1960年代末から1970年代にかけてコロムビアのダイヤモンド・シリーズ等々、当時の廉価盤で数々の演奏がリリースされていたがCD時代に入るとカタログから消え昨今ではそれらの音源も入手困難になっている。 今回紹介するビゼーの名曲「アルルの女」&「カルメン」組曲の国内初出も先のダイヤモンド・シリーズから1960年代末だったと思うが紹介LPは1974年リリースのダイヤモンド・クラシックス50の再プレス盤である。 オーケストラは前者がハンブルク放送管弦楽団、後者がプロ・ムジカ交響楽団となっておりその実体はよくわからなかった (写真2 LPジャケット、日本コロムビア OW-7012-AX/写真3 LPレーベル面)。

写真1    ハンス=ユルゲン・ワルター(インターネット画像から)

 

写真2    LPジャケット(日本コロムビア-OW-7012-AX)1974年リリース盤

 

写真3    LPレーベル面