バックハウスによるベートーヴェン「ピアノ協奏曲全集」
〜ステレオ録音4LP BOX 国内盤最初期盤〜
これまで何度となく数えきれないほどLP、CDで廉価盤にいたるまでリリースを重ねてきたヴィルヘルム・バックハウスによる1958年~1959年のステレオで再録音されたベートーヴェン「ピアノ協奏曲全集」である。 バックはもちろんハンス・シュミット=イッセルシュッテト指揮ウィーン・フィル、演奏は今さら申しあげるまでもなく歴史的名演盤である。 筆者もCD盤も買い求めたがやはりこの1960年代にリリースされたLPレコード全集が最も好きである。 この最初期のLP BOXは4枚組で「第3番」・「第4番」・「第5番”皇帝”」まで贅沢にそれぞれ1枚両面に渡りカッティングされている。 またDECCA録音の素晴らしさがダイレクトに感じ取れる全集盤だった (写真1 4LP BOXジャケット、国内盤ロンドンSLX4-1/写真2 LPレーベル面)。