バレンボイム&ベルリン・フィルによるシューベルト「交響曲第2番&第7(8)番」
前回に続きダニエル・バレンボイム&ベルリン・フィルによる1980年代米CBS録音から今回はシューベルトの交響曲を取り上げてみたい。 こちらは彼が当時取り組んだシューベルト交響曲全集録音シリーズから「第2番変ロ長調D.125」と「第7番ロ短調D.759<未完成>」(このLPジャケットにはまだ「第8番」で表記)がカップリングされたものである (写真1 LPジャケット、国内盤CBSソニー28AC 2108/写真2 LPレーベル面)。 録音は1984年9月17日、18日本拠地ベルリンのフィルハーモニーでのデジタル・セッションである。 紹介の国内盤は1986年リリース盤、当時はまだLP並びにCDの両方でリリースされていた懐かしい時代だった。 とりわけ「第2番」の演奏時間35分強、第1楽章主題提示部反復も実行するなどバレンボムの丹念な指揮ぶりを堪能した。