フェリックス・ワインガルトナーのSP復刻盤から交響曲第3番「スコットランド」

フェリックス・ワインガルトナー(Felix Weingartner/1863~1942、写真1)と云えばその昔昭和30年代まで我が家にもあった電蓄(電気蓄音機、写真2)で聴いたウィーン・フィルとのベートーヴェン交響曲第9番のSP盤を思い起す。 このレコードは今でも保存しているSP8枚セット16面に収録された日本コロムビア盤である(写真3 筆者保存のSPレーベル面)。  ワインガルトナーは戦前1937年(昭和12年)に夫人と共に来日、NHK交響楽団の前身「新交響楽団」に夫人も指揮台に立った。 ちなみにこの写真1はワインガルトナー来日当時東京で撮影された1枚とのことである。
今回の紹介盤、ワインガルトナー&ロイヤル・フィル/メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」は電気録音初期1929年録音からの復刻である。 SP盤独特の味も感じるノイズが昭和レトロの世界にタイム・スリップさせる。 この紹介LPは永遠の名演奏家シリーズ (1970年代初期リリース)の特典盤としてプレスされた非売品だった。 管弦楽のロイヤル・フィルはト―マス・ビーチャムが創設した現在のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とは別団体のオーケストラとのことである (写真4 LPジャケット、永遠の名演奏家シリーズ特典盤-TD 3014-AX / 写真5 LPレーベル面)。

写真1    フェリックス・ワインガルトナー(LPジャケット掲載写真)

写真2    電蓄(電気蓄音機)インターネット画像からイメージ写真

写真3    筆者保存のワインガルトナー&ウィーン・フィル/「ベートーヴェン交響曲第9番」日本コロムビアSP盤レーベル面

写真4    フェリックス・ワインガルトナー「メンデルスゾーン交響曲第3番」LPジャケット(日本コロムビア-「永遠の名演奏家シリーズ特典レコード・非売品-TD-3014-AX )

写真5- LPレーベル面