フリッチャイによるロッシーニ「スターバト・マーテル」
久しぶりにフェレンツ・フリッチャイ(Ferenc Fricsay/1914~1963)によるロッシーニ「スターバト・マーテルのLPに針をおろした。 1954年9月のモノラル・セッション、ヘリオドール廉価盤(国内盤)である。 フィリッチャイの定評ある名盤として広く知られているがソプラノ:マリア・シュターダー(Maria Stader)をはじめ独唱陣が素晴らしくとりわけ有名な第二曲のCuis animam(嘆き憂い悲しめるその御魂は)を歌うテノール:エルンスト・ヘフリガー(Ernst Haefliger)の美声に酔う。 ちなみにこの曲はビッグ・バンド・リーダーとして活躍した米国のウディ・ハーマン(Woody Herman)の「ブルース・オン・パレード」の旋律でも使用されている。 合唱:聖ヘトヴィッヒ大聖堂聖歌地隊、ベルリンRIAS室内合唱団、管弦楽:ベルリン(RIAS)放送交響楽団である(写真1 LPジャケット、国内盤ヘリオドール MH5067/写真2 LPレーベル面)。