フリッツ・レーマンの名盤/フンパーディンク歌劇「ヘンゼルとグレーテル」全曲盤
エンゲルベルト・フンパーディンク(Engelbert Humperdinck/1854~1921)のオペラの代表作と云えば「ヘンゼルとグレーテル」であろう。 童話、おとぎ話を題材にしたオペラでメルヘン・オペラとも呼ばれ親しみやすい。 今回紹介するフリッツ・レーマン(写真1)が指揮する独グラモフォン盤はヴィンテージ全曲盤として定評がある。 1953年のモノラル録音だが音質も大変良好で往年のコロラトゥーラ・ソプラノ:リタ・シュトライヒ(写真2)のグレーテル、コントラルト:ギゼラ・リッツ(写真3)のヘンゼルが何といっても聴きものである。 管弦楽はミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱にバイエルン放送合唱団、ヴィッテルスバッハ・ギムナジウム少年合唱団が共演している (写真4-CDジャケット(2CD)独グラモフォン435 461-2 /写真5 CDキャスト一覧)。 ちなみに筆者は1971年ステレオ録音(独オイロディスク)クルト・アイヒホルン盤(アンナ・モッフォ-ヘンゼル/ヘレン・ドナート-グレーテル)と共に愛聴している。