フレーニ&ボニゾッリ、オペラ二重唱アルバム
今回の紹介LPはイタリア20世紀の世界的オペラ歌手、ミッレラ・フレーニ(Mirella Freni/1935~2020)とフランコ・ボニゾッリ(Franco Bonisolli/1938~2003)が歌うプッチーニとヴェルディのオペラ二重唱アルバムである。 このアルバムはまさにこの二人の黄金時代1972年の独BASF録音、ちなみに紹介盤は1974年にテイチクからリリースされた国内盤である。 ソプラノのフレーニはカラヤンにも気に入られ1960年代にプッチーニ「ラ・ボエーム」で「スカラ座」デビュー、一方テノールのボニゾッリもプッチーニ 、ヴェルディを大変得意とした。 アルバムは同じ独BASF音源のプッチーニ「椿姫」全曲盤からの抜粋(ランベルト・ガルデッリ(Lamberto Gardelli)指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団)を除く「マノン・レスコー」、「ラ・ボエーム」、「蝶々夫人」、「ジャンニ・スキッキ」並びにヴェルディ「オテロ」は当時フレーニの夫君レオーネ・マジエラ(Leone Magiera)が指揮するハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団による演奏である (写真1 LPジャケト、国内盤テイチク-ULX 3176-B/写真2 LPレーベル面)。