ヘルベルト・ケーゲル&ライプツヒ放送響/ショスタコーヴィチ「交響曲第1番」
ライプツィヒ放送交響楽団やドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めた名匠ヘルベルト・ケーゲル(Herbert Kegel/1920~1990、写真1)は古典派から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つ指揮者だった。 交響曲全集録音こそ残さなかったがショスタコーヴィチのスペシャリストとしても知られ今回紹介するライプツィヒ放送交響楽団との「交響曲第1番ヘ短調」は旧東独ETERNAの1960年代セッション録音の名盤のひとつである。 ちなみに紹介盤CDは1996年に独Berlin Classicsよりデジタル・リマスター化され音質も一段とクリアーになっている (写真2 CDジャケット、独Berlin Classics-0031702BC) 。 またフィルアップされたハンガリー出身のカール・フォン・ガラグリ(Carl Von Garaguly / 1900~1984、写真3)&ドレスデン・フィルによる歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」からの組曲も興味深い。 このガラグリの演奏では第二曲にライプツィヒ出身のソプラノ:フィリーヌ・フィッシャーが歌うアリアが加えられている (写真4 CD演奏データ)。