ベーム&ベルリン・フィルによる「エロイカ」、1961年録音
巨匠カール・ベームがドイツ・グラモフォ」に録音したベートーヴェン「交響曲第3番「エロイカ」」はこの1961年12月録音のベルリン・フィル盤と1972年9月録音のウィーン・フィル盤がある。 どちらも後世にに残る名盤だが今回は前者のベルリン・フィル盤にスポットをあててみたい。 こちらは云うまでもなくベルリン・フィルの特質が前面に出た重厚でスケール感ある演奏にハマってしまう。 当時ベームは67歳、グラモフォンのベルリンの録音会場で知られたイエス・キリスト教会でのセッション、ベルリン・フィルの金管群も鮮やかに鳴り響く。 紹介LPは後に求め直した独グラモフォン盤である (写真1 LPジャケット、独グラモフォン 138 814 SLPM/写真2 LPレーベル面)。