ホセ・セレブリエール&メルボルン響によるシベリウスの交響曲第1番
今回は日本では知る人ぞ知る南米ウルグアイ首都モンテビデオ出身の名指揮者ホセ・セレブリエール、José Serebrier-1938~、写真1) のメルボルン交響楽団との名盤「シベリウス交響曲第1番」を紹介したい。 彼は弱冠11歳でユース・オーケストラを結成し神童指揮者として活躍、後にアーロン・コープランドやピエール・モントゥーに師事し作曲家としても才知にたけた人である。 紹介盤のメルボルン響とのシベリウスは彼が若き1980年代初頭に録音した1枚である。 初出はLPレコードで米RCAより1980年代初頭にリリースされた。 しかしながら紹介盤は英国の老舗マイナー・レーベル廉価盤「ASV-Quicksilva」から1988年にCD化された。 現在ではこのレーベルも全て廃盤となり入手困難となっている。 またこのCDにはほぼ同時期録音のシドニー交響楽団とチャイコフスキー幻想的序曲「ロメオとジュリエット」が収録されている(写真2 CDジャケット、英ASV Quicksilva-QS 6040 /写真3 CD収録作品演奏データ)。