ホルスト・シュタイン&ベルリン・ドイツ響、ベートヴェン「エロイカ」ライブ盤
ワーグナー指揮者として名声を高めNHK交響楽団の名誉指揮者も務めたホルスト・シュタイン(Horst Stein / 1928~2008)のベートーヴェンの交響曲録音が意外にも「第3番”エロイカ”」のみとは驚いた。 今一度チェックしてみたところ公式録音ではバンベルク交響楽団首席指揮者時代、1987年スタジオ録音(独Eurodisc)と今回紹介するベルリン・ドイツ交響楽団との2000年4月24日ベルリン・コンツェルトハウス(旧、シャウシュピールハウス)でのライブ録音のみだった (写真1 CDジャケット、独Weitblick –SSS0099-2、 ライブ盤 / 写真2 CD演奏・録音データ)。 しかしこの二つの演奏スタイルは全く異なりこのライブ盤でシュタインは極端に遅いテンポをとりトータル演奏時間もおよそ60分、このズッシリと重厚感ある堂々とした演奏にはまり込んでしまった。 尚、CDの余白には「プロメテウスの創造物」序曲が収録されている。