マタチッチ&N響を聴く、1973
~1973年12月14日、N響第618回定期公演・NHKホールにて~
~1973年12月19日、N響「第9公演」・NHKホールにて~
1973年12月、N響名誉指揮者ロヴロ・フォン・マタチッチが通算7度目の来日、12月定期公演、恒例の年末ベート―ヴェン「第9」、「N響青少年のためのプロムナード・コンサート」を振った。筆者は定期公演Bチクルス初日(12/14)と「第9公演」初日公演(12/19)を聴いた(写真1 「N響・フルハーモニー12月表紙」/写真2 Bチクルス-プログラム・カード/写真3 「第9公演」と"プロムナード・コンサート" 「フィルハーモニー」から/写真4 「Bチクルス12/14公演チケット」。12月の「Bチクルス」はストラヴィンスキー「詩編交響曲」(合唱:日本プロ合唱団連合)/ヤナーチェク「シンフォニエッタ」/コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」の3曲が演奏された。いかにもマタチッチらしいプログラム構成である。「詩編交響曲」は1969年4月(N響第524回定期)でも取り上げられているので今回は再演となった。また「シンフォニエッタ」の生演奏も1970年6月の小澤征爾指揮「日本フィル」第202回定期公演以来であった(写真5 「日本フィル第202回定期プログラム」1970年6月11日)。これら3作品を一挙にマタチッチの指揮で聴けたことは貴重であった。年末恒例の「第9公演」もこの年はマタチッチが振ることでNHKホール公演のチケットは早々と完売、大盛況だった。筆者は何とか3階席を入手、筆者はこの年のコンサートのフィナーレを迎えることができた。写真6はN響第9公演チケット(1973年12月19日)、写真7は臨時公演ベートーヴェン第9プログラム表紙である。