ミシェル・オークレール(Vn)によるモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第4番・第5番」
フランス、パリ出身の世界的名ヴァイオリニスト、「女流ティボー」とも呼ばれたミシェル・オークレール (Michèle Auclair/1924~2005、写真1)の名盤についてはこれまでも何度か紹介済みだがこのモーツァルトの協奏曲も忘れがたい名盤である。 これは1961年12月、彼女の唯一のモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲」録音でもあった。 また彼女は1960年代前半には左手の故障のため演奏活動から退きレコード録音も数少なくこの録音も貴重なものとなった。 バックのシュトゥットガルト・フィルを指揮するマルセル・クーロー(Marcel Couraud/1912~1986)はシャルル・ミュンシュを師に持つフランスの名匠である。 紹介盤は1999年フィリップス・サムシング・スペシャル・シリーズの廉価盤としてリリースされた(写真2 CDジャケット、国内盤PHILIPS-PHCP-20419/写真3 CD演奏・録音データ)。