ミュンシュ&ロッテルダム・フィルの「田園」、1967
今日は久しぶりにコンサート・ホール盤のシャルル・ミュンシュ&ロッテルダム・フィルによるベートーヴェン交響曲第6番”田園に針を下ろしてみた。 彼がパリ管弦楽団の音楽監督に就任した1967年のステレオ・セッションである。 このコンビによるレコード録音は珍しく、ほかには同コンサートホールで前年に録音したフランク交響曲ニ短調が思い浮かぶくらいである。 ちなみにこの「田園」は彼が長年に渡り音楽監督を務めたボストン交響楽団 (1955年ステレオ録音)に比べ遅めのテンポがさらなる深みを感じさせた。 半世紀余り前の録音なのでやはり音質は時代を感じるが近年デジタル・リマスターでCD化された(写真1 LPジャケット、コンサート・ホールSMS-2527/写真2 LPレーベル面)。