メシアン、最晩年の管弦楽作品「彼方の閃光」、1991

20世紀フランスを代表する現代音楽作曲家のオリヴィエ・メシアン(Olivier Messiaen/1908~1992)写真1)最晩年の管弦楽作品の傑作「彼方の閃光(Éclairs sur l’au-delà...)」を久しぶりに聴く。 この作品はニューヨーク・フィルハーモニック創立150周年記念(1992)の委嘱作品だったがメシアン自身は初演に立ち会うことができなかった。 ちなみに初演はメシアンが亡くなったおよそ半年後、ズービン・メータの指揮で行われている。 作品は大編成管弦楽、11楽章から構成され演奏時間約65分前後の大曲だがメシアンの色彩感豊かな神秘の響きの世界に誘われる。
紹介盤は1993年録音、チョン・ミュンフン指揮パリ・バスティーユ管弦楽団の演奏で1990年録音のトゥーランガリラ交響曲と共に彼の名盤として知られている。 ジャケットのサインは彼が2002年3月にフランス国立放送フィルと来日の際に入れて頂いた (写真2 CDジャケット、独グラモフォン439 939-2)。

写真1    オリヴィエ・メシアン(CDブックレットから)

写真2    CDジャケット(独グラモフォン-439 929-2)、ミュンフンに入れてもらったサイン