モーリス・ジャンドロン によるフォーレ作品集、1972
フランスの世界的名チェリスト、指揮者としても活躍したモーリス・ジャンドロンのレコードは「漫遊記1143」で取り上ているが今回は日本での録音を紹介したい。 この録音は1972年11月来日の折、川口市民会館(埼玉)と国際基督教大学教会(東京)でのセッションである。 ちなみにこの時筆者は彼が「都響」に 弾き振りで客演した公演に足を運んだ(写真1 ジャンドロン・都響特別演奏会プログラム冊子)。 紹介LPアルバムにはこれまで彼が録音しなかったフォーレ「チェロ・ソナタ第1番ニ短調」も収められている。 そのほか名曲「エレジー」「夢のあとに」「シシリエンヌ」等々、彼の流麗なチェロにうっとりさせられるアルバムである。ピアノ伴奏は岩崎 淑 (写真2 LPジャケット、日本ビクターVX 157 /写真3 LPレーベル面)。 尚、ジャケットのジャンドロンのサインはプリントである。