ヤコブ・ギンペルによるグリーグ&シューマン「ピアノ協奏曲」
ポーランド出身20世紀の名ピアニスト、ヤコブ・ギンペル(Jacob Gimpel/1906~1989、写真1)のレコードも中学時代からよく針をおろし慣れ親しんだ1枚である。 紹介盤のグリーグ&シューマンのピアノ協奏曲は日本コロムビアから1960年代初頭、ステレオ録音による「五大ピアノ協奏曲シリーズ」としてリリースされた。 原盤はレーベル面にEuropäischer Phonoklub Recordingとあるようにドイツオペラ(Opera)レーベルである。 共演はベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督なども務めたアルトゥール・ローター(Artur Rother/1885~1972)指揮するベルリン交響楽団、録音も大変良好でキレのあるギンペルのピアノが魅力的だ(写真2-LPジャケット、日本コロムビアCSS-13/写真3 LPレーベル面)。 余談になるがヴァイオリニストのブロニスワフ・ギンペル(Bronislaw Gimpel/1911~1979)は彼の弟にあたる。