ユネスコ世界遺産"カカドゥ国立公園"玄関口"ダーウィン"へ(2)、1994年5月

〜カカドゥ国立公園(その1)1994年5月11日〜

ダーウィン滞在2日目(1994年5月11日)、昨日ホテルのレセプションで予約した「カカドゥ国立公園1泊2日」のツアーに参加した。 宿泊は公演内の拠点となる街の一つ「ジャビル」に位置するワニの形をしたユニークな「クロコダイル・ホテル」である。 ピックアップは午前7時、ダーウィンから国立公園の一番近い入り口まで約150km、途中公演入り口手前の「アリ塚」を休憩を兼ね見学する。 点在する「塚」はこの地に生息する「シロアリ」の塚とのことだった。 高さは巨大なもので7m近くあるそうだ(写真1  点在する「アリ塚」筆者撮影)。 そしていよいよ東西およそ100Km、南北およそ200Km にもおよぶ広大なカカドゥ国立公園に入る。 公園の入園には同様にチケットが必要である(写真2  入園チケット(表)/写真3 同、裏面)。 まずアボリジニの壁画が数多く描かれた「ノランジーロック(Nourlangie Rock)」と呼ばれる岩山の周辺を散策、岩壁に描かれた数々の壁画を見学した。 これらはおよそ6,000万年前に描かれたと云われており「レントゲン画法」と呼ばれる体内の骨格まで描く独特の技法が特徴的である(写真4  「ノランジーロック(筆者撮影)/写真5・6・7「ユニークな技法によるアボリジニによる壁画、筆者撮影)。 午後はこの日のハイライトでもある公園のほぼ中央を流れる川、「イエロー・ウォーター・クルーズ」をゆっくりと楽しんだ(写真8  「イエロー・ウォーター・クルーズ」へ出発、筆者撮影)。 この時期は穏やかな流れの川面や湿原にはハスの花をはじめ様々な植物を観察することができた。 またこの地区は野鳥の宝庫で鳥類には詳しくない筆者だが飛び交う数々の種類の鳥の撮影に夢中になった。 写真9・10はクルーズ中に筆者が撮影した野鳥で、因みに写真10は首が蛇のようなので"スネーク・バード"と呼ばれているそうだ。 さらに進んで行くと「危険・ワニに注意!」という警告看板もあり生息する野生のワニにも出会い至近距離から撮影することができた(写真11筆者撮影)。 こうして1日目の観光が終了し本日の宿泊ホテル「クロコダイル・ホテル」へ向かった(写真12  「クロコダイル・ホテル」(ワニの頭の部分)筆者撮影/写真13 同、ホテル・カード)。

(つづく)

写真1    点在するアリ塚(筆者撮影)

写真2    カカドゥ国立公園入園チケット、表面

写真3     カカドゥ国立公園入園チケット、裏面

写真4    ノランジーロック(筆者撮影)

写真5    ユニークな技法によるアボリジニの壁画1/3(筆者撮影)

写真6    ユニークな技法によアボリジニによる壁画2/3(筆者撮影)

写真7    ユニークな技法によるアボリジニの壁画3/3(筆者撮影)

写真8    「イエローウォター クルーズ」へ出発(筆者撮影)

写真9    クルーズ中に筆者が撮影した野鳥

写真10    クルーズ中に筆者が撮影した野鳥(スネークバード)

写真11    クルーズ中に出会った野生のワニ(筆者撮影)

写真12    宿泊した「クロコダイルホテル」(ワニの頭の部分 筆者撮影)

写真13    ホテルのカード