ユージン・オーマンディ&フィラデルフィア管による「カルミナ・ブラーナ」
カール・オルフ(Carl Orff/1895~1982)の舞台音楽作品「カルミナ・ブラーナ」は最もよく知られた彼の代表作の一つ言って過言ではないだろう。 今回の紹介盤、ユージン・オーマンディ盤はステレオ初期録音の代表盤でもあった。 録音は1960年4月、当時のフィラデルフィア管弦楽団のレコード録音会場として使用されていたブロードウッド・ホテル(Broadwood Hotel)のボール・ルーム(Ballroom)におけるセッションである (写真1)。 この大作、オーマンディ唯一の録音で録音の素晴らしさと共に彼の手腕が充分に発揮された懐かしの名演である。 ちなみに紹介LPは1962年、日本コロムビアからリリースされた国内初出盤である(写真2 LPジャケット、日本コロムビアOS-183/写真3 LPレーベル面)。