ヨゼフ・クリップス&ウィーン・フィルによる「ウィーンの思い出/ウィンナ・ワルツ集」、1957英デッカ・ステレオ録音
ウィーン生まれの名匠ヨゼフ・クリップス(Josef Krips/1902~1974、写真1)はモノラル時代から「ウィンナ・ワルツ作品」をレコーディングしており元旦恒例のウィーン・フィル –ニューイヤー・コンサートの指揮台にも立っている (1946年・1947年)。 今回の紹介盤は彼の1957年英デッカ・ステレオ録音から「ウィーンの思い出」と題したウィンナ・ワルツ集である。 収録作品はヨハン・シュトラウスII世の代表曲「美しき青きドナウ」、「加速度円舞曲」、「皇帝円舞曲」、「南国のばら」そしてヨハン&ヨゼフ・シュトラウス合作の「ピチカート・ポルカ」の5曲である。 録音の素晴らしさと共にウィーン・フィルとの息もあった名演が楽しめる。 このアルバムは過去にも取り上げた廉価盤「ロンドン・ステレオ1200シリーズ」(キング)からの1枚、1964年にリリースされた (写真2 LPジャケット、キング-ロンドンSMR-5005/写真3 LPレーベル面)。