ルドルフ・バウムガルトナー&ルツェルン音楽祭弦楽合奏団「モーツァルト嬉遊曲集」

モーツァルトは明るく軽妙そして爽やかな嬉遊曲(Divertimento)を数多く書いている。 これらは18世紀のウィーンで人気があった社交音楽でもあった。 今回紹介したいLPレコード、ルドルフ・パウムガルトナー(Rudolf Baumgartner/1917~2002)指揮ルツェルン音楽祭弦楽合奏団(写真1)による「ニ長調K.136」「変ロ長調K.137」「ヘ長調K.138」にセレナーデ「セレナータ・ノットゥルナ」を収めた1枚は当時よく聴きこんだ懐かしい1枚である (写真2 LPジャケット、国内盤グラモフォン-SLGM -1327) 。  録音は1959年から1965年にかけてのセッションである (写真3 演奏・録音データ/写真4 LPレーベル面)。  またこの「合奏団」はバウムガルトナーが師ヴォルフガング・シュナイダーハンと共に創設されシュナイダーハン門下のメンバーで構成されている。 そのことからもとても息のあった演奏に魅了された。尚、その後バウムガルトナーは同作品を同コンビで1970年代に独オイロディスクに再録音しておりこの国内盤もリリースされていた記憶がある。

写真1    ルドルフ・バウムガルトナー&ルツェルン音楽祭弦楽合奏団(LPジャケット裏面掲載写真)

写真2    ルドルフ・バウムガルトナー&ルツェルン音楽祭弦楽合奏団/モーツァルト「喜遊曲集」LPジャケット(国内盤グラモフォンSLGM-1327)

写真3    LP演奏・録音データ

写真4    LPレーベル面