ロストロポーヴィチ&イスラエル・フィル/チャイコフスキー「悲愴」ほか、1975ライブ
20世紀を代表する名チェリスト、指揮者として活躍、度々の来日で日本のファンも多かったムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927~2007)が1975年1月14日イスラエル・フィルに客演した際の貴重ライブ盤を紹介したい。 このライブ盤はイスラエルのヘリコン・クラシックス(Helicon Classics)から2011年に初リリースされた。 このレーベルはイスラエル・フィル/コンサート・ライブ・アーカイヴス音源からCD化されている。 コンサート会場はこの楽団の本拠地マン・オーディトリアム (テルアビブ)である。 1975年録音にしてモノラルなのが残念だがロストロポーヴィチが得意とするチャイコフスキーがライブ録音で聴けることに価値がある (写真1 CDジャケット、イスラエルHelicon-02-9650/写真2 CD演奏・録音データ/写真3 CDレーベル面)。 CDにはメインの悲愴のほか当日演奏された幻想曲フランチェスカ・ダ・リミニもフィルアップされ聴きごたえも充分である。 写真4はロンドン・フィルとのチャイコフスキー交響曲全集録音 (7LP BOX/1976年録音)裏面に入れてもらったサインである (1998年4月2日)。