ロッシーニ「管楽器四重奏曲集」

ロッシーニの室内楽曲レコードに針をおろすことは滅多にないが今日は「管楽器四重奏曲集」に耳を傾けた。 半世紀余り前に日本コロムビアからエラート1000シリーズ廉価盤でリリースされた1枚である。 このLPには「フルート、クラリネット、ホルン、バスーン(ファゴット)のための四重奏曲」―第1番、第4番~第6番の4曲が収められている。 もっともこれらの作品のうち「第6番」を除いてほかはロッシーニが少年時代に書いた「弦楽ソナタ作品」からの編曲版、ちなみに「第6番」のみ先の4つの管楽器のために作曲された「アンダンテと主題と変奏」 (1812)が演奏されている。 ジャン=ピエール・ランパル(フルート)、ジャック・ランスロ(クラリネット)、ジルベール・クールシェ(ホルン)、ポール・オンニュ(バースン)4人の20世紀フランスの管楽器名手たちの華麗で優雅なアンサンブルが楽しめる (写真1 LPジャケット、日本コロムビア –RE-1007-RE 1970年リリース/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(日本コロムビアーエラートRE-1007 RE)

写真2    LPレーベル面