ヴァン・クライバーンによるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」
今回の紹介盤はヴァン・クライバーン(Van Cliburn/1934~2013)のラフマニフ「ピアノ協奏曲第3番」である。 このレコードは彼が1958年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝し凱旋帰国2日後の5月19日カーネギー・ホールで開催されたコンサート・ライブ盤である。 指揮は当時のソヴィエト連邦で最も注目を浴びたキリル・コンドラシンが振るシンフォニー・オフ・ジ・エアーであった。 当時23歳の若きクライバーンの白熱の名演、オリジナルはステレオで録音されたが筆者が最初に求めたレコードは国内盤モノラル・プレス盤だった。 演奏終了後の聴衆の熱狂的拍手も収められ会場の雰囲気もダイレクトに伝わる。 また(写真3)は1987年にリリースされたデジタル・リマスターされたステレオ盤CD、後半には1960年セッション録音、ワルター・ヘンドル指揮シカゴ交響楽団とのプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」が収められている。