ヴィトルド・ロヴィツキ&ワルシャワ国立フィルによるショスタコーヴィチ「交響曲第5番」
今回は20世紀のポーランドを代表する名指揮者のひとりヴィトルド・ロヴィツキ(Witold Rowicki/1914~1989、写真1)の若き日の名盤「交響曲第5番」を取り上げてみたい。 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督時代1958年、独グラモフォンでのステレオ録音である。 彼はショスタコーヴィチも得意とし1966年秋この楽団初来日公演の際にもプログラムに取り上げ翌1967年にはロンドン交響楽団と蘭フィリップスに再録音している。 このグラモフォン録音のレギュラー盤国内初出は1960年頃だったと思うが紹介LPはグラモフォンの廉価盤レーベル「ヘリオドール(HELIODOR)」から1968年に再リリースされた (写真2 LPジャケット、国内盤ヘリオドールSMH-2016/写真3 LPレーベル面)。