ヴセヴォロド・レジュネフのチェロ・リサイタル、オーディオ・ラボ制作LP

今回の紹介LPも懐かしい1枚である。 チェロのヴセヴォロド・レジュネフ(Vsevolod Lezhnev)は1931年モスクワ出身、1960年代末には活動拠点をアメリカに移しピッツバーグ交響楽団の副首席奏者も務めた。 紹介盤は1973年来日の折、東京の青山タワー・ホールでのセッション録音で高名なオーディオ評論家菅野沖彦(1932~2018)録音制作による「オーディオ・ラボ・レコード」からリリースされた。 LPのタイトルは「ヴセヴォロド・レジュネフ チェロ・リサイタル」と題されピアノ伴奏は欧米と日本を行き来しながら世界的に活躍した  宮沢明子(1941~2019)が務めている (写真1 レジュネフ&宮沢明子、LPジャケット掲載写真)。 収録作品はフォーレ「夢のあとに」、チャイコフスキー「感傷的なワルツ」、 バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」、ベートーヴェン「チェロ・ソナタ第3番」の4作品、レジュネフの深みのある味わいあるチェロにはまり込む。 このレコードも当時流行した「SQ4チャンネル盤」だった (写真2 LPジャケット、AUDIO LAB. ALC 1008QS/写真3 LPレーベル面)。

写真1    ヴセヴォロド・レジュネフ&宮沢明子(LPジャケット掲載写真)

写真2    「ヴセヴォロド・レジュネフ - チェロ・リサイタル」LPジャケット(オーディオ・ラボ-ALT- 1008 QS)

写真3     LPレーベル面