仏エラート・レーベルのムラヴィンスキー
〜 ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」、1982年ライブ盤 〜
今回の紹介盤エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルによるベートーヴェン交響曲第6番「田園」は1982年10月17日レニングラード・フィルハーモニー大ホールにおけるライブ盤である。 音源は当時のレニングラード放送局(ゴステレ・ラジオ)によるデジタルによるテスト録音だったそうである。 ちなみに国内盤は1989年に日本ビクターから初CD化されているが紹介CDは仏エラートレーベルから1992年にリリースされた1枚である (写真1 CDジャケット、仏ERATO 2292-45761-2 /写真2 CD演奏・録音データ)。 ムラヴィンスキーはベートーヴェンの交響曲を来日公演でも1973年初来日の際に「第4番」また最後の来日となった1979年にはこの「第6番”田園”」をプログラムに取り上ており生涯にコンサートで取り上げたベートーヴェン交響曲の演奏回数も先の「第4番」 そして「第5番」に次ぎ「田園」は多かったようである。 この演奏でもキレ味ある彼らしいスタイリッシュな「田園」が聴ける。