北イタリア、レール・パスの旅(2)、1999年12月

〜 歴史と文化を誇るイタリア最大の港湾都市「ジェノヴァ」へ 〜

ミラノを起点にしてレール・パス(ITALY FRXI RAIL CARD)(写真1)4日間用を利用して先ず向かった街は中世の面影も色濃く残る歴史と文化を誇るジェノヴァ(Genova)である。 鉄道の旅には欠かせない時刻表、今回はミラノ中央駅(写真2筆者撮影)で求めた北イタリア版時刻表(写真3)が大変役立った。 ジェノヴァはミラノから南西におよそ150Km、直通の急行列車がほぼ1時間間隔で運行していた。 この街は地中海の一部でもあるリグリア海に面する風光明媚なイタリア最大の港湾都市でもある(写真4・5筆者撮影)。 ミラノ中央駅を午前8時15分定刻に出た列車は午前10時過ぎにジェノヴァの玄関口、プリンチペ駅に到着した(写真6・7筆者撮影)。 駅前にはこの街の出身で探検家「コロンブス」の像が立っている(写真8  コロンブス像、筆者撮影)。 街の見どころは旧市街を中心に広がっている。 駅から歩いて数分のガリバルディ通り(写真9筆者撮影)には趣きのある昔ながらの建造物が立ち並ぶ。 この先、街の中心部フェッラーリ広場(写真10筆者撮影)がある。 この広場を中心にしてジェノヴァの歌劇場、「カルロ・フェリーチェ劇場」(写真11筆者撮影)や教会群、「ドゥカーレ宮殿」等々の見どころが集中する。 劇場の前には「ガリバルディ将軍」の騎馬像も立っていた。 またかつての都市国家「ジェノヴァ共和国」総督公邸だった豪華なドゥカーレ宮殿(写真12筆者撮影)は現在、図書館等の多目的施設になっている。 ところでジェノヴァの大聖堂と云えばサン・ロレンツォ大聖堂だが筆者が一番印象的だったのはルーベンスの祭壇画があるジェズ教会だった(写真13筆者撮影/ 写真14 荘厳な聖堂祭壇、筆者撮影)。 旧市街の裏路地へ入ると昼間でも暗く少々不気味さも感じたが何か不思議な風情もあった(写真15  旧市街裏路地、筆者撮影)。

(つづく)

写真1    イタリア・レール・パス(4日間用)

写真2    ミラノ中央駅(筆者撮影)

写真3    北イタリア版鉄道時刻表 1999/2000年版

写真4    港街-ジェノヴァ(1)(筆者撮影)

写真5    港町-ジェノヴァ(2)(筆者撮影)

写真6    ジェノヴァ・プリンチペ駅(1)(筆者撮影)

写真7    ジェノヴァ・プリンチペ駅(2)(筆者撮影)

写真8    コロンブス像(筆者撮影)

写真9    ガリバルディ通り(筆者撮影)

写真10    フェッラーリ広場(筆者撮影)

写真11    ジェノバのカルロ・フェリーチェ劇場(筆者撮影)

写真12    ドゥカーレ宮殿(筆者撮影)

写真13    ジェズ教会(筆者撮影)

写真14    ジェズ教会の荘厳な聖堂祭壇(筆者撮影)

写真15    旧市街裏路地(筆者撮影)