名匠サー・マルコム・サージェント&BBC響の「シベリウス交響曲第1番」
20世紀英国の名匠、サー・マルコム・サージェントの名録音はこれまでに何度となく取り上げているが今回の紹介する「BBC交響楽団」とのシベリウス「交響曲第1番」も筆者の好きな1枚である。 彼がBBC交響楽団首席指揮者を務めていた1950年代の歴史的名録音の一つである。 紹介盤は筆者が学生時代にルドルフ・ケンペを聴きに1973年にロンドンを訪れた際(漫遊記2)に中古レコード店で求めたものである。 格調高いサージェントらしい上品なシベリウスが聴ける。 終楽章の堂々とオーケストラを歌わせる指揮ぶりが何ともいえない。 紹介LPは英EMI系の廉価盤、MFP(music for pleasure)レーベルからリリースされた懐かしい1枚である (写真1 LPジャケット、英MFP 2018 /写真2 LPレーベル面)。