名盤ギレリス(Pf) /ヨッフム&ベルリン・フィルによるブラームスのピアノ協奏曲、1972
今回の紹介LPは名盤中の名盤と誉れの高いウクライナ、オデッサ出身世界的ピアニストのエミール・ギレリス(Emil Gilels/1916~1985)がオイゲン・ヨッフム指揮するベルリン・フィルとの1972年6月録音ブラームス「ピアノ協奏曲第1番&第2番」である。 紹介LPは1973年に2LPセットでリリースされた国内盤グラモフォン初出盤である (写真1 LPジャケット、MG9652~53/写真2 LP演奏・録音データ)。 演奏はことさら云うまでもなくギレリスのスケール感あるピアノと重厚なベルリン・フィルの響きに時間を忘れ聴きほれてしまう。 また余談になるがこのレコード録音が行われた年の2ヶ月前のNHK交響楽団4月定期にギレリスが客演、ウォルフガング・サヴァリッシュの指揮で「第2番」を演奏している(漫遊記93)。