山田和樹&モンテ・カルロ フィルによるベルリオーズ「幻想交響曲」
近年はオーケストラ自主制作CDも目に入り今回の紹介盤はモンテ・カルロ ・フィルハーモニー管弦楽団の自主制作盤「モナコOPMC(Orchestre Philarmonique de Monte-Carlo) Classics」からの1枚である。 紹介CDは2016年よりこの楽団の音楽監督を務める日本の山田和樹が指揮するベルリオーズ「幻想交響曲」ほかを収めたもの(写真1 CDジャケット、OPMC 013 /写真2 CD演奏・録音データ)。 彼のモンテ・カルロ・フィルとの第1弾アルバム、楽団の本拠地であるレーニエIII世オーディトリアムにおける2017年5月のセッション録音だった。CDにはこのほかベルリオーズのヴァイオリンと管弦楽のための作品「夢想とカプリス(Rêverie et Caprice)」がこの楽団のソリストも務める女流ヴァイオリニスト「リザ・ケロブ(Riza Kerob)」の美しいソロで楽しめる。録音も大変素晴らしい。