日本フィル自主制作LPレコードから
〜 渡邉暁雄指揮「管弦楽曲小品集」の1980年録音 〜
今回はよく針をおろす渡邉暁雄指揮日本フィルハーモニー交響楽団による「管弦楽曲小品アルバム」を取り上げてみたい。 日本フィルの自主制作レコードで当時コンサート会場で求めた1枚である。 このアルバムにはこのコンビで1957年に初演された小山清茂の傑作「管弦楽のための木挽歌」や外山雄三の大人気作品「管弦楽のためのラプソディ」をはじめ最もポピュラーなヨハン・シュトラウス喜歌劇「こうもり」序曲、ヴォルフ=フェラーリ「マドンナの宝石」から「間奏曲」そして指揮の渡邉暁雄が得意としたシベリウスの交響詩「フィンランディア」等々が収録されている。 演奏もさることながら録音も素晴らしい。 1980年2月6日・8日東京・杉並公会堂でのセッション録音である(写真1 LPジャケト、JPSR 1002 /写真2 LPレーベル面)。