沼尻竜典&都響「日本管弦楽名曲集」
日本人作曲家による管弦楽作品が特別公演などは別にしても普段のオーケストラ定期公演ではあまりプログラムに載らないのは少々寂しい。 今回の紹介盤、沼尻竜典&東京都交響楽団による「日本管弦楽名曲集」アルバムは手軽に日本の現代管弦楽曲作品が楽しめる1枚としてNAXOSレーベルから2001年にリリースされ当時話題を集めた。 CDアルバム・タイトルの通り現在では馴染みとなった外山雄三の「管弦楽のためのラプソディ(1960)」をはじめ収録作品は哀愁美も漂う日本の20世紀を代表する名曲が並んでいる (写真1 CDジャケット「日本管弦楽名曲集」、NAXOS 8.555071J /写真2 CD収録作品-演奏・録音データ)。 録音は2000年7月東京芸術劇場におけるセッションである。 時にはじっくりと日本の現代作品に耳を傾けてみるのもなかなか粋な趣を感じる。