私の落語・演芸レコード・コレクションから(8)
〜「小三治」・「圓窓」白熱のライヴ・シリーズLP〜
「柳家小三治」・「三遊亭圓窓」の両師はほぼ同世代、間もなく傘寿を迎える落語界の大御所である。 二人がまだ若きころ「小三治・圓窓の会」を開催し当時の落語ファンを魅了し筆者も何回か会場に足を運んだことがある。 今回は昭和53年(1978年)その「二人会」を収録した「白熱のライヴ・シリース盤」からを紹介したいと思う。 いずれも会場は新宿の「安田生命ホール」である。
「小三治・白熱のライヴ・シリーズLP」から
●「船徳」・「金明竹」 (昭和53年5月16日・第2回「小三治・圓窓の会」ライヴ)(写真1/キング・KHA-3003 )
●「死神」 (昭和53年7月26日・第4回「小三治・圓窓の会」ライヴ)「死神」は小三治師のオハコで聴きごたえあり。(写真2/キング・KHA3004)
「小三治師」は多趣味、オーディオとクラシック音楽もそのひとつ。 しかし「カラヤン」はあまり好きではないそうだ。
「圓窓・白熱のライヴ・シリーズLP」から
●「宮戸川」(昭和53年8月22日・第5回「小三治・圓窓の会」ライヴ)「武助馬」「昭和53年5月16日」(第2回「小三治・圓窓の会」ライヴ(写真 3/キング・KHA-3006)
●「ねずみ」-これのみ「横浜落語会」におけるライヴ(昭和53年4月12日・横浜教育文化センターホール)。
●「くしゃみ講釈」(昭和53年4月10日・第1回「小三治・圓窓の会」ライヴ 以上(写真4/キング・KHA-3002 )-ジャケット写真、現在は姿を消した上野・「本牧亭」が懐かしい。
「圓窓」師は「五百噺を聴く会」を1973年からスタート、口演されなくなった「噺」も発掘し古典から新作まで2001年についに「五百噺」を達成している。
(つづく)