若きクリスチャン・フェラスの名盤/チャイコフスキー&メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」
今回は若きクルスチャン・フェラス(Christian Ferras/1933~1982)EMI録音の名盤からチャイコフスキー&メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」を取り上げてみたい。 当時フェラス24歳、1957年ステレオ初期盤である。 バックはコンスタンティン・シルヴェストリ指揮するフィルハーモニア管弦楽団、溌剌としたフェラスの優美なヴァイオリンに魅了される。 オリジナル盤は1958年のリリース、紹介盤はオリジナル・ジャケットで1990年代に英TESTAMENTから復刻された180gの重量感あるLPである。 フェラスはチャイコフスキーを1965年にカラヤン&ベルリン・フィルと独グラモフォンを再録音しているがメンデルスゾーンはこの録音が唯一のものとなった(写真1 LPジャケット、英TESTAMENT ASD278/写真2 LPレーベル面)。