超格安!「ブルックナー交響曲全集」
かつてドイツの「ANTES(アンテス)」というレーベルから出ていたブルックナー交響曲全集音源を「Membran(メンブラン)Music」という同じくドイツの会社が権利を受け継ぎ超格安で2009年に再リリースした全集盤である。 演奏はウィーン出身の1957年生まれの指揮者ロベルト・パーテルノストロ(Roberto Paternostro /写真1)が振る「ヴュルテンベルク・フィルハーモニー(Württembergische Philharmonie)管弦楽団」によるものである。 この全集盤は「交響曲0番」並びに「テ・デウム」も含む全集録音で全て1997年から2006年にかけてこのオーケストラの本拠地「ロイトリンゲン(Reutlingen)」から南に下った「ヴァインガルテン(Weingarten)」にあるドイツ最大のバロック様式大聖堂「バジリカ・ヴァインガルテン(Basilika Weingarten)」(写真2)で行われたライヴ録音である(写真3 ロベルト・パーテルノストロ&ヴュルテンベルク・フィルハーモニー「ブルックナー交響曲全集」(11CD)、独Membran 232766 )。 演奏は大聖堂の豊かで美しく響く反響が魅力的でまさにブルックナー音楽の宇宙空間が味わえる。 またこの全集盤はタイトルの通り税込み価格が確か2000円を大幅に切った激安価格だったこともクラシック・ファンを驚かせた。
尚、「ヴュルテンベルク・フィル」はかつて日本の「飯森範親」が音楽監督を務めており2006年にはこのコンビで来日公演も行っている。
ブルックナー交響曲全集:(https://ml.naxos.jp/album/BM31.9233-43):ヴュルテンベルク・フィル/パーテルノストロ(Cond.)