オイゲン・ヨッフム&ドレスデン国立管による不滅の名盤「ブルックナー交響曲第8番」

ブルックナーのスペシャリスト、オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum、1902~1987)のドレスデン国
立管弦楽団によるブルックナー交響曲全集 (ドレスデン・聖ルカ教会セッション録音) はEMIと当時の東独VEB-Deutsche Schallplatten(ドイッチェ・シャルプラッテン)との共同制作である。 これは彼の2度目の全集録音でもあった。 紹介盤はその皮切りとなった1976年11月録音の「第8番ハ短調」(1979年リリース)のEMI独盤2LP・ BOX盤である。 ちなみにこの国内盤は1979年の日本レコード・アカデミー賞(交響曲部門)に輝き全集盤も1982年度特別部門賞を受賞した。「第8番」はブルックナーの交響曲の中でもヨッフムが最も得意としライブ盤も含め相当数の録音が存在するが個人的にはこの演奏が一番好きである。 またブルックナーゆかりの聖フロリアン修道院を背にするヨッフムのジャケット写真も気に入っている (写真1 2LP BOX-EMI 独盤-1C 157 03 402-403 /写真2 LPレーベル面)。

写真1    オイゲン・ヨッフム&ドレスデン国立管「ブルックナー交響曲第8番」2LP BOX-EMI独盤(1C157 -03 402-403)

写真2    LPレーベル面