オトマール・スウィトナー&ベルリン・シュターツカペレの貴重盤から

今回は名匠オトマール・スウィトナー(Otmar Suitner /1922~2010)の貴重盤を取り上げてみたい。 紹介盤CDは2003年に独WEITBLICK(ヴァイトブリック) から2CDセットでリリースされた。 おそらく彼唯一の録音かと思われるR. シュトラウスの歌劇「ナクソス島のアリアドネ」から前奏曲と「第二版」で新たに作曲された「序曲」、歌劇「アラベラ」から第三幕前奏曲(以上、1970年7月14日スタジオ収録)を含むモーツァルト「交響曲第38番”プラハ”」(1984年10月3日ライブ)、ブルックナー「交響曲第8番」(1986年9月9日)はいずれも会場はシャウシュピールハウス(Schauspielhaus)現在のベルリン・コンツェルトハウスにおけるライブ録音である。(写真1  CDジャケット独WEITBLICK-SSS 0034-2 / 写真2  CD演奏・録音データ)。まさにスウィトナーの絶頂期の録音、現在では少々入手困難な音源かと思われるが古きドイツ・オーストリアの伝統を感じさせる渋味もある演奏に魅了された。 写真3は1973年1月N響定期に彼が客演した際プログラムに入れてもらったサインである。

写真1    O. スウィトナー&ベルリン・シュターツカペレ「ブルックナー交響曲第8番」ライブ音源ほか、2CDジャケット(独WEITBLICK-SSS 0034-2)

写真2    CD演奏・録音データ

写真3    1973年1月N響定期客演時、プログラムに入れてもらったサイン