ハンス・ロスバウトのブルックナー7番

オーストリアのグラーツ出身の名指揮者ハンス・ロスバウト(Hans Rosbaud /1895~1962、写真1)は新ウィーン楽派の作品や現代作品を得意としさらにブルックナーやマーラーの交響曲にも定評があった。 ただ彼の国内盤が少なかったのは残念だった。 彼は戦後設立されたバーデンバーデンの南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者を亡くなるまで務めている。 今回は彼のこの放送オーケストラとの1957年12月放送録音音源とされるブルックナー「交響曲第7番」を取り上げてみたい。 この演奏はLP時代には米VOXをはじめ多くのレーベルからリリースされていたと思うが紹介盤は1993年に独CANTUS CLASSICSからリリースされたデジタル・リマスター化されたCDである。 全体的に快速テンポで振るロスバウトの演奏はキレのある鋭角的な「第7番」になっている。 録音も大変良好なステレオ録音である (写真3 CDジャケット、独CANTUS CLASSICS-CACD 8. 00022 D /写真3 CDレーベル面の演奏・録音データ)。

写真1    ハンス・ロスバウト(インターネット画像)

写真2    H. ロスバウト&南西ドイツ放送響/ブルックナー交響曲第7番、CDジャケット(独CANTUS CLASSICS-CACD 8.00022 D)

写真3    CDレーベル面(演奏・録音データ)