ヘルマン・シェルヘン指揮、1950年代ベートーヴェン交響曲全曲録音

ヘルマン・シェルヘン(Hermann Scherhen/1891~1966)のベートーヴェン交響曲全集録音については過去に「漫遊記431」でルガノ放送管弦楽団との爆演ライブ盤を取り上げているが今回は1950年代の米ウェストミンスター(モノラル・セッション盤)にスポットをあててみたい。 こちらは米MCAレコードの倉庫から発見されたウェストミンスター録音オリジナル・マスター・テープからのCD復刻とのことでこちらの音質も驚くほど良好である。 先のルガノにおけるライブ盤とはまた演奏スタイルがかなり異なり別人のように感じた。 ちなみにオーケストラは「第1番・第6番・第7番・第9番」がウィーン国立歌劇場管弦楽団、「第2番・第4番・第5番・第8番」がロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団である。 紹介CDは日本ユニバーサル・ビクターから1999年リリースされた世界初CD化盤である (写真 1・2・3-各CDジャケット、日本UNIVASAL VICTOR/ MVCW 18022~24,26,38)。

写真1    ヘルマン・シェルヘン/ベートーヴェン交響曲(第1番~第3番・第8番)1950年代ウェストミンスター録音国内盤初CD化ジャケット

写真2    同CDジャケット(第4番~第7番)

写真3    同CDジャケット(第9番)