ノブヤンのひとりごと 5(「バイロイトの第9」 その1/5)
バイロイトの第9といえば、いわずとしれたフルトヴェングラー指揮のベートーヴェンの交響曲第9番のことです。 この1951年7月29日の演奏会のレコードやCDについては、本番の音源だとか、リハーサルの音源だとか、ゲネプロの時の音をつなげたものだ、といったことでマニアの間では常に話題となって熱く語られています。
私もこの演奏の凄さの虜になってからは、レコードで3種類、CDでは4種類集めました。 この程度では、気合いの入ったマニアの方からは、きっと鼻で笑われるようなことでしかありませんが、「同曲異演奏」で集めたディスク(同じ曲をいろいろな演奏家で聴く)とは違い、全てが同じ音源の演奏を7種類ものディスクで所有することは、やはり私にとっては異例なことであり、それだけフルトヴェングラーのバイロイト第9の虜になってしまった証拠でもあります! (写真1、2)。
その想いを5回に渡って開陳します。(ノブヤン)