″hatakeshun″のひとりごと(辻本 簾さん(NHKサウンドエンジニア)の思い出、その1)
辻本 簾さん(NHKサウンドエンジニア)の思い出、その1
今年の1月10日、辻本さんの奥様からお手紙をいただいた。
その文面は全く予期しないものだった。
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寒中お見舞い申し上げます。
寒さ厳しい折いかがお過ごしでございますか
早々に賀状をいただきましてありがとうございます
残念ながら、夫、辻本 簾は 昨年3月31日に
すい臓がんのため旅立ってしまいました
病がわかったときにはすでに手術もできない状態で、72歳の人生を
現役で好きなお仕事をさせていただきながら、駆けぬけて行ってしまいました
お知らせが大変遅くなってしまいましたことお詫びいたします
生前大変お世話になったこと、本人に代わりまして深くお礼を申し上げます
ありがとうございました
どうぞお体にはくれぐれも気をつけられ夫の分まで長生きしてくださいませ
龍ヶ崎に呼んで下さったり、娘の演奏会に来て下さったり、ありがとうございました
平成30年1月8日 辻本泰子
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そういえば予兆があった。2016年、辻本さんからいただいた年賀状である。
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明けましておめでとうございます。
7回目のさる年を迎えました。
昨年4月から週2~3日(ときに4日)出勤程度の契約に替え、ちょっとペースダウンしました。
FM放送の「N響ザ・レジェンド」「オペラ・ファンタスティカ」「名演奏ライブラリー」
「世界の快適音楽セレクション」等々、を制作しています。ぜひお聴きください。
日頃の生活は、まあ、幸いにして相変わらずです。 夫婦2人だけに変わりましたが。
昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。
辻本 簾
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2015年8月1日、辻本さんは龍ヶ崎ゲヴァントハウスで講演を行った。講演テーマは
「FM長時間音楽番組の放送技術の移り変わり」~バイロイト音楽祭の放送を中心に~だった。