「新ベルリン・フィルハーモニー」落成記念のカラヤン&ベルリン・フィル・ベートーヴェン「第9」ライブ盤、1963 

今回の紹介CDは1963年10月15日に「新ベルリン・フィルハーモニー」落成記念として開催されたヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルによるベートーヴェン「交響曲第9番」のコンサート・ライブ盤である。 カラヤンの演奏スタンスはこの前年に完結したベルリン・フィルとの「ベートーヴェン交響曲全集盤」と変わりはない。 しかしソリストはソプラノ:グンドゥラ・ヤノヴィッツのほかがアルト:ジークリンデ・ヴァーグナー、テノール:ルイジ・アルヴァ、バリトン:オットー・ヴィンナーと異なりこちらの当時一世風靡した歌手陣にも興味をそそわれた。 また合唱団もベルリンの聖ヘドヴィヒ教会合唱団とRIAS室内合唱団を起用している。 録音はもちろんステレオ録音で紹介盤は「ベルリン・フィル自主制作盤シリーズ」の1枚として2006年にリリースされた (写真1 CDジャケット、デジパック仕様BPH-06 06/写真2 CD演奏・録音データ)。

写真1    「新ベルリン・フィルハーモニー落成記念」カラヤン&ベルリン・フィル/ベートーヴェン交響曲第9番ライブ盤CDジャケット(ベルリン・フィル自主制作盤BPH 06 06)

写真2    CD演奏・録音データ