バーンスタイン&バイエルン放送響ライブ、1976

〜「アムネスティ・インターナショナル・チャリティ・コンサート」ライブ〜

今回は数々のレナード・バーンスタインのライブ盤の中から発売当時大変話題となった1976年10月17日ミュンヘンのドイツ博物館/コングレスザールで開催された「アムネスティ・インターナショナル(国際人権救援機構)チャリティ・コンサート」ライブ盤を取り上げてみたい。 写真のLPは当時ローマのレコード店で求めた独グラモフォンのイタリア盤である (写真1  LPジャケット/2LP 2721 153) 。 演奏曲目はオール・ベートーヴェン・プログラムで「レオノーレ序曲第3番」、クラウディオ・アラウをソリストに迎えて「ピアノ協奏曲第4番」、そして最後に「交響曲第5番」が演奏されている。 筆者はこの翌年(1977年)にバーンスタイン&ウィーン・フィルの組み合わせで「第5番」をボンの「ベートーヴェン音楽祭」で聴いているが(漫遊記8) ミュンヘンでのこの演奏もバーンスタインの力演が聴ける名演である。 またこの公演が初共演と思われる巨匠アラウが弾く「第4番」の協奏曲にも凄みを感じた。 イタリア盤なので当然イタリア語表記で地名も「ミュンヘン(München)」ではなく「Monaco di Baviera」となっている (写真2  演奏・録音データ/LPジャケット裏面) 。 尚、中のレコードは「イタリア盤スタンプ」が押印された「ドイツ盤-2563 769 ―2563 770」である(写真3  LPレ―ベル面)。

写真1    バーンスタイン&バイエルン放送響「アムネスティ・インターナショナル チャリティ・コンサート1976年ライブ盤(独グラモフォン イタリア盤2LPジャケット(2721 153 1977)

写真2    LP裏面演奏・録音データ

写真3    LPレーベル面(レコード盤はドイツ・プレスだがレーベルにイタリア盤スタンプが押印されている。)