フランス実力派ピアニスト のマリレーヌ・ドッス
マリレーヌ・ドッス(Marylène Dosse、写真1)も今年(2021年)81歳を迎えるアメリカを拠点に活動するフランス出身実力派ピアニストのひとりである。 近代フランス作品を得意とし米VOXにサン=サンースのピアノ作品集をはじめとする名演をレコーディングしている。 今回の紹介盤はそのVOX音源から1973年録音されたマスネの「ピアノ協奏曲」ほか少々珍しいピアノと管弦楽のための作品が二曲、サン=サーンス「アフリカ幻想曲」とグノー「ロシア国歌による幻想曲」が収められた1974年に当時の「ワーナー・パイオニア」レーベルからリリースされた懐かしの1枚である。 前者サン=サンースは有名な「ピアノ協奏曲第5番 ”エジプト風”」と共に異国情緒が漂う作品後者のグノー作品はチャイコフスキー大序曲「1812年」の有名な旋律も登場する。 バックはジークリート・ランダウ指揮ウェストファリアン交響楽団である (写真2 LPジャケット、国内盤WARNER-PIONEER-H 5054V /写真3 LPレーベル面)。