市川都志春の世界

日本の現代音楽作曲家「市川 都志春(いちかわ としはる-1912~1998)」は各地の学校の校歌も数多く手がけ戦後は音楽教育にも携わり1970年代にはスケール感ある管弦楽作品を作曲するなど今回紹介するズデニエック・コシュラー&チェコ・フィルによる録音も行われ海外でも注目された。  紹介のLPは1978年作曲「交響的楽章 ”凝の章”」と1979年〜1980年作曲の「ピアノ協奏曲-呂旋法に依る主題と5つの展開」(ピアノ:エミール・ライヒナー)が収録されている (写真1 市川都志春&エミール・ライヒナー ~LPジャケット裏面掲載写真)。 「凝(ぎょう)の章」と付けられた単一楽章作品は五・七のリズムによる変拍子が興味をそそる。 裏面に収録された「ピアノ協奏曲」もまた単一楽章作品で「呂旋法(りょせんぽう)」とはLP解説によれば中国から伝来した日本の「雅楽」などに使用される旋法らしい。 ピアノのエミール・ライヒナー(Emil Leichner)はボフスラフ・マルティヌー作品のスペシャリストとしても知られている。 録音も素晴らしく1981年8月プラハの「芸術家の家」でのセッションである (写真2 LPジャケット、デンオンOX 1240-ND /写真3 LPレーベル面)。

写真1    市川都志春&エミール・ライヒナー(LPジャケット裏面写真から)

写真2    「市川都志春の世界」LPジャケット(デンオン-OX 1240 ND)

写真3    LPレーベル面